ハンガリーの藍染めをはじめて知ったのはロンドンのアンティークマーケット。
店主に聞くとハンガリーで集めたアンティーク穀物入れを国内の工房で藍染めしているとのこと。
どうしても現場が見たいと思いハンガリーへ。
工場への手がかりは電話番号のみ。宿の人、友達に助けられ何とか辿りつきました。
何にもない駅を降り雪道をひたすら真っすぐに道なりに進んでいくと、雪道に映えるブルーの塀が見えてきました。
ドアを開けて入れてもらった時の感動は何とも言えません。
工房にはきちんと行程が番号順になっており、きちんと整備されていました。
民族衣装を染めていたことからも、国内から見学者がくるようです。
おじいさんが色々説明をしてくれたのですが、もちろん意味が伝わらず...
でもジェスチャーで言いたいことは何となく分かった気がしました。
さらに、藍染めなだけではなく染めの方法がブロックプリントでした。
ブロックは、手でプリントするコンパクトなものと機械用の長いものがありますが、機械とはいえ古いもので、
その道具は代々受け継がれていたであろう長年の風合いがありました。